響学開発センター開設記念シンポジウムを実施しました。
令和5年3月9日に響学開発センター開設記念シンポジウムを武蔵野大学有明キャンパスにて開催しました。対面での開催となりましたが、本学教職員だけでなく学外の大学教育関係者も多く参加していただきました.
鈴木克明センター長による開会の挨拶ののち、長センター次長から「響学スパイラルと響学開発センターの取り組み」について、矢澤美香子教授(本学人間科学部人間科学科)から「響学スパイラルの学科での取組事例紹介」と題して、事例紹介を行いました。
続いて事例紹介を踏まえて、田中正弘准教授(筑波大学教学マネジメント室)と木村拓也教授(九州大学人間環境学研究院教育学部門)に講演をしていただきました。田中先生には、「学生と協奏する FD:学生参画で具現化する「四弘誓願」の理念」と題して、次の世代の学びの向上を最終目標として教員だけでなく学生や職員も参加するFDのあり方を示していただきました。木村先生には、「多様な「学びのカタチ」を描き出す IR―入試から卒業まで―」と題して、教職員の想像力をもとにした学内の議論を引き出すデータ分析や学生のクラスタリングの方法を示していただきました。
後半のパネルディスカッション(テーマ「学修者本位の教育を実質化する響学スパイラルの推進と FD・IR のあり方について」)では、前半の登壇者に村松陸雄先生(サスティナビリティ学科)も加わり、長次長の司会で活発なディスカッションが行われました。登壇者同士やオーディエンスからの質問に答えつつ、本学が今後進めていく教育改革やFD・IRの方向性についてコンセンサスを得ることができました。
シンポジウム後に参加者に回答いただいたアンケート結果では、前半の講演、後半のパネルディスカッションのどちらも「非常に良い」「良い」という意見がほとんどでした。また、自由記述から、教員、職員、学生の関係づくりの重要性や協同しながら大学の教育を良くしていく方向性に多くの方から共感のしていただく回答が寄せられ、本学に限らず他の大学や教育機関においても非常に有意義なシンポジウムであったことがうかがえました。